永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

MCTオイルって?

MCTオイルとは

中鎖脂肪酸の略です。

当院で今、大きなサンプル配布しているMCTオイルは

ココナッツオイルから中鎖脂肪酸を取りだしたものです。

中鎖脂肪酸の代謝は

通常の油脂からとる長鎖脂肪酸の代謝とは異なり、直接肝臓に運ばれ

速やかに酸化されてエネルギー源となります。

そのため食後の熱産生が高く、血中の中性脂肪を上昇させないことが

わかっています。

最近ダイエットなどで注目されているこのMCTオイルは、

医療現場では、すぐにエネルギー源になることから

高エネルギーを必要とされる未熟児や腎疾患、てんかん治療などに

古くから活用されています。

脳のエネルギー源ともなるケトン体生成を促進することから

現在、アルツハイマー病などの治療への応用も研究されています。

ケトン体生成を促進してくれるMCTオイルは

糖質オフをしている方には

エネルギーアップとなり、低栄養にならない効果的なオイルです。

またお通じの改善にもいいです。

調理に使用するのではなく、

できた料理や冷たすぎない(または温かい)飲み物にかけていただきます。

私は朝食のヨーグルトかお味噌汁に入れ、

ランチ後は、コーヒーに入れて飲んでいます。

無味無臭なので、全く違和感がありません。

油脂は、体を構成する割合の高い 大事な栄養源

少ない方がヘルシーなんてことはありません。

何を選ぶか一歩先を進みましょう。

もしもご興味のある方は

ぜひ栄養士に声をかけてくださいね。

matsumoto