永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

2018年11月11日の記事

ポッキーの日に葉酸を考える。

本日11月11日。

【ポッキーの日】といって

若い調理スタッフが

みんなにプレゼントしてくれました。

そんな日とは

全く無縁の私。

なんか、ポッキーという

響きにキャッと❤

若返りました。

さて、

こんな日に葉酸について考えます。

葉酸の摂取量と

赤ちゃんの神経管閉鎖障害の

リスク低減については、

ご存知の方も多いと思います。

海外では常識。

しかし、日本では

まだ知らない女性が多いのも事実。

葉酸サプリメント開始推奨時期は、

妊娠を望んだその時から

(妊娠1か月前以上~)

妊娠約6週くらいまで。

と言われています。

赤ちゃんの大事な器官が作られている時期ですね。

みなさんどうですか?

妊娠にいつ気づきましたか?

望んでいたなら、

事前に葉酸を飲んでいますよね。

しかし、サプライズ妊娠の場合、

妊娠に気づくのはすでに5週くらい?

生理が遅れてようやく「あれ?」。

検査をして、「わぉ❤」。

そこから、葉酸スタート。

あれよ、あれよという間に

週数がすすんでいきます。

葉酸は神経管形成のための他に

貧血予防、細胞分裂の助けにもなる

とても重要な栄養素の一つです。

妊娠6週が過ぎても

食事やサプリメントで

不足を補うことは大切です。

しかし一方で、

サプリメントの使用については、

過剰摂取による弊害報告もあります。

海外の報告ですが、

妊娠後期に葉酸のサプリメントを

1000μg/日以上摂取したママから生まれる赤ちゃんに

喘息、アトピーのリスクが高くなる。

というもの。

ここでいう葉酸は

食材に含まれるものではなく、

人工的に作られたサプリメントや

強化食品のことを指します。

つまり、葉酸サプリメントを

400μg/日飲む分には

継続でもいいと考えますが、

その他、シリアル、牛乳、

栄養ドリンク、栄養補給バー、

他のサプリメントなど

知らないうちに過剰になっていなかを

確認してみてください。

サプリメントより吸収率は下がりますが、

食材に含まれる葉酸がやっぱり大事です!

緑黄色野菜や果物の他にも、

淡色野菜の白菜や納豆、レバーなど

様々な食材に含まれます。

食事が基本!

補助にサプリ。

もっと大事なのは

元気なココロ

この考えでいきましょうーね❤

ikuta