永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

2018年5月14日の記事

上質のHbA1cとは?

糖尿病管理の血液検査と言えば

王道のHbA1c。

これは糖化した血色素量から

血色素の寿命である約1~2か月分の

血糖値の平均値を推測することができるものです。

平均値なのです。

だから

うんと高いときもあって

うんと低いときもある人

ある一定の数値でずーと横ばいの人

との区別はつきません。

糖尿病の人の血糖値を強引に薬で下げると

糖質摂取後は高血糖。

薬が効いたら低血糖。

となり、

平均値はよくなってしまうかもしれません。

江部康二医師の

配信メールで「上質のHbA1cとは?」というタイトルがあり

すごくこの言葉の意味することと内容に

深く共感いたしました。

「不良のHbA1c」とならず

「上質のHbA1c」となるためには

やっぱり

食事で糖質量を管理することが大事なのです。

強引のお薬で下げてしまえば

合併症の危険は免れられず、

数値だけがよくなっても

何ための治療かわかりませんよね。

合併症をおこさず

健康で元気になるためにする治療なのですものね(^_-)-☆

matsumoto