永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
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2018年8月14日の記事

女性のホルモンと血糖値・体重の関係

先日体重計に乗ったらビックリ( ゚Д゚)の数値。

……

足の後ろにベビーがへばりついていたのでした。

本気でびっくりしました(;^ω^)

体重計にまめに乗るとわかりますが、

同じように食べていても

なんだか増えているときと減っているときがありますね。

一般的に生理前は太るよね~

で まとめちゃいますがその正体は、

女性の性周期がインスリン感受性が影響しているからだそうです。

排卵後~生理前の黄体期には

排卵期、破れた卵胞は卵子を排出し閉鎖します。

その後 黄体に変化し、プロゲステロンを分泌するようになります。

この期間エストロゲン血中濃度が高まります。

プロゲステロンと相まって子宮内膜を厚くして、妊娠に備えるためです。

エストロゲン、プロゲステロンともに糖代謝に関与し、

通常より高濃度のこれらホルモンは

インスリン抵抗性を増大させます。

よって生理前は高血糖になりやすい状態となり、太りやすいわけです。

さて 結論。

生理前に高血糖になることをしない!

たんぱく質をしっかりと とって

精製された白米、パン、パスタなどを避け、

お菓子やジュース、アイスはやめておきましょう (^^♪

『献立の立て方のくせ』については また明日~~~(^^)/

参考:「糖尿病における性差医療」奥田朋子ら 糖尿病56(8):522~524,2013

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