永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

2018年1月31日の記事

魚食べていますか?

妊娠中の魚の摂取についてご質問を受けることがよくあります。

①刺身は食べてもよいか?

②水銀は大丈夫か?

③つわり中、においが気になり調理できない

④ご主人、お子さんが肉料理を好む

などなど。。。

いろいろな理由から魚を摂る頻度が少なくなっているように感じます。

①刺身→日本で流通しているものは新鮮なものがほとんどです。

 生牡蠣などのあたりやすいものに気を付ければ問題ありません。

②水銀→食物連鎖の関係で大きい魚に多くなりやすいです。

 一般的に食べられているものでは『マグロ、金目鯛、カジキ』を毎週80g以上

 食べなければ問題ありません。

③、④

加工品を活用してみましょう。

『はんぺん、つみれ、ちくわ、魚肉ソーセージ、ツナ缶』など魚が主な原料と

なっているものでも魚の栄養が摂れます。例えば、メインディッシュは肉料理にし、

サブの料理にこういったものを使うとよいと思います。

また、焼き魚ばかりでなく、多めの油で揚げ焼きにし、いつもと雰囲気を変えても

ご主人やお子さんうけするかもしれませんね!

揚げ焼きにする場合、塩サバや塩鮭は味付けせずに片栗粉をまぶすだけで簡単に調理

できるのでおすすめですよ!

(ちなみにツナ缶に使われるマグロは水銀の心配はありません。)

魚には、必須脂肪酸(DHA、EPA)が豊富に含まれます。

妊娠中、授乳中は赤ちゃんの神経の発達を促しますよ。

もちろん、他にも血液をサラサラにする効果もあります。

魚を是非食べましょう。

写真は当院の夕食メニューの一例です。

IIDA