永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

2022年1月19日の記事

薬剤師さんと勉強会に参加してきました


埼玉県病院薬剤師会が主催する、

妊婦授乳婦・小児科領域研修会に参加しました。


薬剤師向けではありましたが、お誘い頂き

Zoomをつないでのオンライン開催。



妊産婦と脱水について

シェアさせて頂きますね。



わたし自身は脱水とは縁がない日々ですが

現在妊娠されている方々は以外とそういうわけではなく!

身近なものと言われています。



その理由として・・・


✓ 妊産婦は代謝が上がるため脱水になりやすい


✓ エネルギーを得る過程で水分を多く利用する


✓ 筋肉量が減ると水分調整がしずらい


✓ 脱水が起こると児に成長に影響が出る可能性


順に詳しく見ていきます。






✓ 妊産婦は代謝が上がるため脱水になりやすい


→妊娠中は基礎代謝量(どのくらい必要かどうか?)が週数が上がるにつれて変化していきます。皆様もご存じの通り、週数事にエネルギー負荷が増えるのはそれが理由でもあります。エネルギー(生きるために必要)を得るには、水分がないと作ることが出来ません。




✓ エネルギーを得る過程で水分を多く利用する


→食事から最終的なエネルギーを得るには、加水分解が多く利用されます。

加水…水を加える必要があるということ。水を飲むのは、私たちが水が必要だと無意識に理解しているからかもしれません。




✓ 筋肉量が減ると水分の調整がしずらい


→在宅ワークになりました!

休職・退職しました!

実家に早めに帰ってきました!


こういう時、結構筋肉量って減少しやすい。

筋肉は水を貯蔵するダムのような役割があります。

とすると、貯めておける場所が少ないと脱水が起きやすいことは想像つきますね。




✓ 脱水が起こると児の成長に影響が出る可能性


→食事から摂った栄養素は体液(血液など)に流れ、各細胞に届けられていきます。体液はそのほとんどが水分ですよね。プールのウオータースライダーでも、水が無いとちゃんと下まで流れていかないですよね。赤ちゃんに必要な栄養素も、イメージと似ています。


必要な所に必要なものが届くよう、水も電解質(味噌汁やOS1、時にはスポーツドリンク)も有効です。




つまり、

水分も大切!ですが、適度に食塩も摂りながら、

歩く事・階段を使用しながら

より良い状態を保つのも大切かと思います^^


ちなみに当院の薬剤師さんは

とっても優しくて頼りがいがありますよ~!



HARUYAMA


忘年会でチーズの詰め合わせが当たったよ^^