栄養科ブログ
栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。
2025年12月の記事
妊娠中のお刺身って食べていいの?
みなさんこんにちは😊
「妊娠中のお刺身って食べていいの?」
というご質問を承ることがあります。
当院では、新鮮なお刺身をお出しすることがあります。
しかし「妊娠中はお刺身を控えたほうがいい」と聞いたことはありませんか?
今日は、妊婦さんが安心してお刺身と向き合えるように、
理由とポイントを分かりやすくご説明します🍀
妊娠中にお刺身が心配される主な理由
① 食中毒のリスク
●細菌性食中毒
鮮度が落ちた生魚を食べると、食中毒の原因になることがあります。
●寄生虫(アニサキス)
魚の種類によってはアニサキスが存在することがあります。
こちらは、加熱または冷凍で予防できます。
当院の取り組みとして安心して召し上がっていただくために
当院の和食担当板前は、
妊婦さんにも安心してお召し上がりいただけるよう、
以下の点を徹底しています。
当日の朝に市場から新鮮な魚を仕入れる
カツオを使用する際は必ず加熱して提供
アニサキスが寄生しやすい“腹の部分”は炙るなど加熱処理を徹底
こうした工夫により、食中毒を防ぐための衛生管理を万全に行っています。
② 水銀の蓄積量
マグロ・鯛など、体の大きい魚は水銀が蓄積しやすいと言われています。
そのため、週1回程度の頻度に抑えるのがおすすめです。
一方で、お刺身には嬉しいメリットも!
じつは、魚を“生”で食べるメリットもあります😊
刺身用の新鮮な魚には…
DHA・EPAが豊富
これらは体内で作ることができず、しかも加熱に弱い油のため、
お刺身での摂取が効率的です。
DHA・EPAの働きと、おすすめの摂り方
★ DHA(ドコサヘキサエン酸)— 妊娠中に特におすすめ
胎児の脳や神経の発達をサポート
子どもの成長にも大切な栄養素
★ EPA(エイコサペンタエン酸)— 大人の健康維持におすすめ
抗炎症作用
血流の改善
神経伝達物質の材料にも
ストレスが多いと体内で炎症が起きやすいため、
お魚を食べる・サプリを利用することでサポートも可能です🍀
★サプリを選ぶなら?
迷ったときは EPAがおすすめ。
DHAはEPAから体内で作ることができるため、EPA主体のものが効率的です。
当院の和食担当板前は食中毒が出ないように気を付けている事は
当日の朝に新鮮な魚を市場からお取り寄せする、
カツオを使う際には必ず加熱してご提供することを
徹底しているそうです!
アニサキスは特に腹の部分に寄生している確率が高いため
炙ったりして加熱してご提供する事が多いそうです。
妊娠中でも新鮮な刺身を選び
水銀の少ない魚(サーモン、イワシ、アジなど)、食べる量は適度に
というポイントを守れば、安心してお魚の栄養を取り入れることができます😊
不安がある方はお気軽にご相談くださいね🍀
人類の食の歴史🍖
皆さんは旧石器時代の食事を知っていますか?
旧石器時代は約38000年前から16000年前までの『約22000年』続いた時代です。
22000年というもの凄い長い期間、私たちのご先祖が食べていたものは『肉』なのです。
ナウマン象、オオツノジカ、ヘラジカ、シカ、イノシシ、ムササビなどなど…🦣
狩猟中心で食生活が成り立っていました。
当時の日本列島の大部分は亜寒帯性気候であり、漁労は未発達
また、植物性の食品も乏しく、自然薯、コケモモ、松の実程度しかなかったため、
糖質摂取比率は10%以下でした。
縄文時代に移行してからは、『狩猟・採集・漁労』の3本柱で食事を担っていました。
地域によって、食生活が異なることが特徴となっていて、
北海道の北小金遺跡群→海産物
長野県安曇野市の北村遺跡群→どんぐり・くり
琵琶湖湖底に立地する栗津貝塚遺跡→淡水魚・シジミ・肉
こんな昔から地域性を生かした食文化が成り立っていました。
思い白いことに、化石の虫歯率をみると…
旧石器時代:0%
縄文時代:8%
弥生時代:16%
だんだんと虫歯率が高くなっていて、糖質摂取が多いと虫歯になりやすいという弊害が示唆されています。
そして、ご存じの方も多いと思いますが、弥生時代から農耕が始まりました。
現在の日本は米文化が根付き、毎日米を食べている人は多いと思います。
私もそのうちの一人です💦
しかし、22000年という長い期間人類が進化を遂げられたのは肉食でも十分にエネルギーを摂取出来ていたからだと考えられます
この話は、栄養士チームで参加した、江部先生の講演会で聞いた内容になります。
糖質制限の先駆者である先生の話を聞く機会はなかなかないので、学びのある講演会になりました!
講演会の影響を受け、私もプチ低糖質を始めています。
チャレンジしてみたい方は、夕食の主食を抜くことから、初めてみてはいかがでしょうか
効果や魅力についてはTAKAHASHIのhttps://www.nagai-cl.com/nutrition-blog.php?id=2150チェックしてくださいね
ちなみに
私は、昔はなかったであろう、ミックスナッツに最近はまっております。
低糖質で腹持ちもいいので、妊婦さんにもお勧めですので、ぜひ間食に食べてみてください!
私のお勧めは贅沢に5種類ものナッツ(アーモンド、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツ、ピーカンナッツ)が入っている、ミックスナッツです(❁´◡`❁)
SHINOHARA
加湿器が必須な時期ですね
みなさんこんにちは😊
すっかり寒くなりましたね🍂
街中はクリスマスモードでワクワクが伝わり、
一方で年末まで駆け抜ける感じもありますね
さて、この時期に注意して頂きたいのが
インフルエンザや風邪などの体調不良…
体調管理が難しい時期となりますね。
当院では温度、湿度調整の為にいたるところに
加湿器が設置されています★
患者様のお部屋にも設置されています。
みなさんのご自宅には温度計や湿度計を
設置していますか?
意外と低い!なんてこともあるかもしれません。
なんと栄養科の事務所の湿度計が20%台に
なってしまいました…
感染症のリスクが上昇し、肌やのどの乾燥に悪いですね。
元気に出社したいので、体調管理に努めたいと思いました。
寒くなり、乾燥しやすい季節ですので、
お身体にはお気をつけてお過ごしください😊
INAGAKI
糖質制限の第一人者である江部先生のお話を聞いてきました👂
日本糖質制限医療推進協会の理事長を務められ、
“糖質制限の第一人者”として知られる江部康二先生の講演を聞いてきました。
当院では、妊娠糖尿病の方を中心に低糖質のお食事を推奨しています。
江部先生の本を拝読させていただいたことはありましたが、
直接お話を聞ける機会は初めてでどんな話が聞けるのだろうとドキドキしていました。
ここでは、江部先生がお話ししてくださった内容を皆さんに共有させていただきます。
『低糖質』の世界はとても奥が深いためちょっぴり長くなってしまうかもしれませんが、
是非最後まで読んでほしいです(笑)
はじめに江部先生について簡単にご紹介させていただきます。
50代のころ糖尿病を発症したことをきっかけに糖質制限食を開始。
その後20年以上継続中で、
今年75歳になった今でも歯はすべて残り視力低下もなし。
内服薬なしで糖尿病合併症や高血圧もなく、
まさに糖質制限食によって“超人”となった方です。
【糖質制限の魅力とは?】
炭水化物・たんぱく質・脂質の中で血糖値に直接影響を及ぼすのは炭水化物(糖質)のみ。
◎通常の糖尿病食との違いについて
・通常の糖尿病食
糖質の割合が6割を占める食事でカロリー・脂質を制限。
食後血糖上昇、追加分泌インスリン大量。
★糖質制限食
糖質の割合が低く、高たんぱく・高脂質食。カロリー計算不要で我慢の必要なし。
食後高血糖なし。追加分泌インスリン極少量。
◎糖質制限の効果について
★余剰の体重・内臓脂肪が減少
インスリン(=血糖値を下げてくれるホルモン)は、
生命維持に必要不可欠で24時間継続して少量出続けています。
ですが、、、糖質を摂取し高血糖状態になると大量に追加分泌され、
脂肪に蓄積されてしまいます。
別名“肥満ホルモン”と呼ばれるほどです。
糖質制限食であれば、
インスリンの追加分泌が最小限で済み、特に内臓脂肪は速やかに減少します。
★糖化や老化を防ぐ
⇒老化・糖尿病・生活習慣病を予防・改善する
◎糖質制限食とコレステロールの関係について
標準サイズのLDLコレステロールは“善玉”で運搬の役割を果たす。
・LDLコレステロールの中で問題となるのは、
小粒子LDLコレステロール(小さくて高密度)と酸化LDLコレステロール。
⇒真の悪玉で、異物であり血管内皮を傷害する
↓
高炭水化物食
=中性脂肪が多く、HDLコレステロールが少ない人は
小粒子LDLがたくさんある可能性が高い。
いかがでしたが?
今回は3つに要点を絞り解説させていただきました🫡
糖質制限はこのブログでは語りきれないほど奥が深い内容です。
私たち栄養士はインプットした情報をアウトプットさせることのできる存在です。
皆さんの疑問や不安に少しでも力になることができるよう、
これからも広い視野を持ち学んでいきます。
最後まで見てくださった方ありがとうございました。
江部先生に興味を持ってくださった方へ
江部先生は「ドクター江部の糖尿病徒然日記」というブログを書いています。
本なども多数出版しているので、興味を持ってくださった方は是非読んでみてください👀
TAKAHASHI
食材と会話をしてお料理してみました🍳
みなさんこんにちは😊
先日、感動したシェフのお料理についてブログ
https://www.nagai-cl.com/nutrition-blog.php?y=2025&m=12&d=1
に書かせていただきましたが、
その体験が忘れられず、実際に自宅で
“食材の味を活かす料理”に挑戦してみました。
🍳 今回使った食材
鶏肉🍖
ブロッコリー🥦
大根
ひらたけ
しいたけ🍄
まずは、食材と仲良くなるところから…。
生で食べられるものは、生のまま味を確かめてみました。
大根は特に奥が深く、
葉に近い上の部分は甘みが強く生食向き、
下の部分は辛みが増していて煮物にぴったり。
ひとつの大根でいろいろな表情があるのは、本当に素敵だなと改めて感じました。
さて、今日の大根はどうかな?と思い、上と下の部分を味見。
上の部分…甘みしっかり! → よし、酢の物にしよう!
下の部分…やや辛みあり → 煮物や鍋用に下処理して冷凍へ
真ん中の部分…ちょうどいい風味 → 今回は鶏肉と一緒に“塩煮込み”に決定!
葉っぱもとてもきれいだったので茹でて後ほど使うことに。
(ただ…後で夫から「ちょっと筋があって硬いよ〜」と正直なご意見😅
大根の葉をもっとおいしく扱うには、まだまだ修行が必要だと痛感しました。笑)
🍄 続いて、ひらたけと椎茸のクリームパスタにも挑戦!
これが…我ながら、とっても美味しくできたのです。
まず、椎茸とひらたけを塩・胡椒で軽く炒めて、シンプルに味見。
「うんうん、今日の椎茸さんとひらたけちゃんは、こういう味なのね」と
気分だけシェフになって、ちょっと塩を足します😊
生クリームは動物性なので、今日は動物性の油脂であるバターを使用。
バターの香りときのこの風味が合わさると…
「うんうん、美味しい!」と思わず声が出る仕上がりに。
まるで食材と会話しているようで、
“料理って楽しいなあ”と心から感じられる時間でした。
🧂 シェフの教えを思い出しながら
シェフのように、調味料は基本“塩”中心を意識して調理。
素材の味が引き立つように…と願いながら作りましたが…
……鶏肉と大根の塩煮込みはうまくいかない!😳
やはり、
食材への深い想いと、調理の技術があってこそ成立する料理なんだな
と実感しました。
それでも、いつもより素材の味をじっくり感じられて、
“食材と向き合う時間”そのものがとても楽しいひとときでした。
まだまだ道のりは長いですが、失敗も含めて修業の時間だと思っています。
これからも、シェフから学んだ気づきを大切にしながら、
日々の料理を、もっと心を込めて楽しんでいきたいです。
みなさんも日頃のお料理で食材と会話をしてみて下さいね😊
INAGAKI
12月7日(日)~12月20日(土)週間献立表
12月7日(日)~12月20日(土)週間献立表
メニューは納品状況や提供時間により
急遽変更する場合がございます。
ご了承ください。
開放時間
朝:7:50~
昼:11:50~
夜:17:45~
※食堂利用者が2名を下回った場合は全員お部屋食となります。
経腟分娩でご出産の方:1日目の昼から食堂利用可
帝王切開でご出産の方:3日目の昼から食堂利用可
なお、治療食対象の方はバイキング、コース料理はご遠慮いただいております。
また、産後の体調を考慮しご案内できない場合もございます。
栄養相談がひとつのきっかけになってくれたら嬉しいです💓
皆さんこんにちは☀
12月に入り今年も残すところ1か月となりましたね❄️₊˚✧⋆⁺‧₊˚
今日は最近の嬉しかったことについて皆さんに共有したいと思います。
妊娠期間中に体重管理でご主人とともに栄養相談をしに来てくれていた方のお話です。
最初はつわりもあり「食べたいものを食べたい」という気持ちが強く、
なかなか食事内容を変えることができずにいましたが、
妊娠後期になるにつれご主人の力もあり
赤ちゃんの成長に必要な栄養素がたくさん詰まったお食事に変わりました。
栄養相談の際に、「大好きなアイスやカフェラテを辞め、夫が作ってくれたお肉やチーズ中心のおかずにして主食は一切とらなくなりました。でもストレスなく食事できています」
と明るい笑顔で伝えてくれたときは、本当にうれしかったです。
妊娠期間中の体重管理は本当に大変なことだと思います。
人によっては食事をコントロールされることによって、
食事にストレスを感じ楽しめなくなってしまう方も少なくないはずです。
そんな中でご夫婦で協力しながら食事管理を行い、
無事に出産し、笑顔で退院された姿を見てもっと頑張ろうという気持ちになりました。
退院日にご挨拶をしに行ったらなんと赤ちゃんを抱っこさせてくれました👶💓
栄養士としてこんなに嬉しいことはありません///
(このブログが届くといいな♡)
ご主人は、「産後もおかずたくさん作って食べさせます」と意気込んでくれました(笑)
この方以外にも、低糖質の食事にしてから、
「肌ツヤが良くなって、寝つきも良くなりました!
産後も低糖質続けたいから今色々作って試しています」
と食事管理をポジティブにとらえてくださる方もいました。
私たち栄養士の目標は、“徹底した体重管理”ではなく、
“安全なお産に繋げること、また産後まで継続していただけるお食事を提案すること”です。
栄養相談を通して一人でも多くの方が食事に興味を持っていただけるよう日々精進していきます。
当院では、12週の際に全員に栄養相談をさせていただいています。
上記に加え、妊娠糖尿病の診断がついた方や体重管理で悩まれる方にも
積極的に栄養士が介入しサポートさせていただいております。
お食事内容や体重管理に悩まれている方がいましたらお気軽に栄養士にご相談ください★
TAKAHASHI
涙がこぼれた料理~素材を尊重するシェフから教わったこと~
みなさんこんにちは😊♥
先日、とても繊細な洋食シェフのお料理をいただく機会がありました。
一皿ごとに込められた“食材への想い”に心から感動しました🍳
そのシェフは、野菜の切り方ひとつにも深いこだわりを持っています。
一番驚いたのは「野菜が痛く思わないように切る」という言葉です。
その背景には、
「同じ地球で生きる植物も動物も、人間と同じように尊い存在である」
という考えがあると感じました。
食材があって自分が料理人として存在できる
そんな強い感謝の気持ちを、言葉や調理の姿勢からひしひしと感じました。
また、使用するお肉はストレスの少ない環境で育てられたもの。
こうした姿勢からも、食材への敬意の深さが伝わってきます。
さらに驚いたのは「味付けはほとんど塩だけ」ということ。
それなのに、お料理からは不思議と甘みや香りが広がってくるのです。
その理由は、野菜や肉本来の味を最大限引き出しているから。
蒸す・茹でる・焼く…シンプルな工程の中で、
素材のうま味を丁寧に引き出しているのだと分かりました。
私は料理が好きな方だと思いますが、
“調味料を組み合わせて味を作る”ことに頼っていた部分があったかもしれません。
シェフの料理を前に、「今まで私は何を作っていたんだろう💦」とハッとさせられました。
一番強く心に残ったのは、 「食材にも味がある」
という当たり前のようで忘れがちな大切なこと。
その味を尊重し、大切に扱い、愛情を込めて調理する。
そんな料理には、人の心を揺さぶる力があるのだと感じました。
実際に、そのお料理をいただいたとき、
私は無言になり、目を閉じ、身体全体で味わっていました。
気づけば自然と涙がこぼれていて、自分でも驚きました。
シェフは「食材が一番偉い」と言っていましたが、
私は、シェフの想い × 心のこもった調理 × 食材の力
この三つが一体となって、人を感動させる料理になるのだと思いました。
私は永井マザーズホスピタルに入社して約8年間、
患者様に“心に残る食事”を届けたいと取り組んできました。
シェフのような境地には到達できないかもしれませんが、
食材への感謝と、食に向き合う心だけは、これからもずっと大切にして生きていきたい。
今回の体験は、私にそんな温かい気づきを与えてくれました。
今回得た気づきを大切にしながら、
産婦人科での食事をさらに深めていけるよう、これからも向き合っていきたいです。
12月・1月は1年の中でもイベントが多いシーズンですね🎄
どうぞこれからもよろしくお願いいたします😊💘
INAGAKI












