栄養科ブログ
栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。
2025年12月1日の記事
涙がこぼれた料理~素材を尊重するシェフから教わったこと~
みなさんこんにちは😊♥
先日、とても繊細な洋食シェフのお料理をいただく機会がありました。
一皿ごとに込められた“食材への想い”に心から感動しました🍳
そのシェフは、野菜の切り方ひとつにも深いこだわりを持っています。
一番驚いたのは「野菜が痛く思わないように切る」という言葉です。
その背景には、
「同じ地球で生きる植物も動物も、人間と同じように尊い存在である」
という考えがあると感じました。
食材があって自分が料理人として存在できる
そんな強い感謝の気持ちを、言葉や調理の姿勢からひしひしと感じました。
また、使用するお肉はストレスの少ない環境で育てられたもの。
こうした姿勢からも、食材への敬意の深さが伝わってきます。
さらに驚いたのは「味付けはほとんど塩だけ」ということ。
それなのに、お料理からは不思議と甘みや香りが広がってくるのです。
その理由は、野菜や肉本来の味を最大限引き出しているから。
蒸す・茹でる・焼く…シンプルな工程の中で、
素材のうま味を丁寧に引き出しているのだと分かりました。
私は料理が好きな方だと思いますが、
“調味料を組み合わせて味を作る”ことに頼っていた部分があったかもしれません。
シェフの料理を前に、「今まで私は何を作っていたんだろう💦」とハッとさせられました。
一番強く心に残ったのは、 「食材にも味がある」
という当たり前のようで忘れがちな大切なこと。
その味を尊重し、大切に扱い、愛情を込めて調理する。
そんな料理には、人の心を揺さぶる力があるのだと感じました。
実際に、そのお料理をいただいたとき、
私は無言になり、目を閉じ、身体全体で味わっていました。
気づけば自然と涙がこぼれていて、自分でも驚きました。
シェフは「食材が一番偉い」と言っていましたが、
私は、シェフの想い × 心のこもった調理 × 食材の力
この三つが一体となって、人を感動させる料理になるのだと思いました。
私は永井マザーズホスピタルに入社して約8年間、
患者様に“心に残る食事”を届けたいと取り組んできました。
シェフのような境地には到達できないかもしれませんが、
食材への感謝と、食に向き合う心だけは、これからもずっと大切にして生きていきたい。
今回の体験は、私にそんな温かい気づきを与えてくれました。
今回得た気づきを大切にしながら、
産婦人科での食事をさらに深めていけるよう、これからも向き合っていきたいです。
12月・1月は1年の中でもイベントが多いシーズンですね🎄
どうぞこれからもよろしくお願いいたします😊💘
INAGAKI



