永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

2025年12月27日の記事

産後も続けたい体に優しいお食事

みなさん、こんにちは😊

本日は産後の女性にとって大切な「栄養🥕🍳」についてお話しします。


このお話は、妊娠糖尿病だった方だけでなく、すべての妊婦さん、

これから妊娠を考えている方にもぜひ知っていただきたい内容です。


産後の女性の体は、ホルモン分泌を促したり、

子宮を元の状態に戻したり、母乳の栄養を作ったりと、休む間もなく働き続けています。

その一方で、赤ちゃんのお世話に追われ、ゆっくり食事をとる時間がなかったり、

十分な睡眠が取れなかったりと、産後の生活リズムは大きく乱れがちです。


その結果、食事がおろそかになりやすい時期でもあります。

しかし、栄養が不足した状態が続くと、体調不良や疲れやすさ、

気分の落ち込みなど、さまざまな不調につながることがあります。


そのため当院では、産後の女性の体を支えるために産後の栄養相談を実施しています。

今回は、妊娠糖尿病だった患者さまの産後の栄養相談を一例としてご紹介しますが、

当院では妊娠糖尿病と診断された患者さまに対して、

産後のフォローも必ず行っています。


産後の患者さまからは、

「妊娠糖尿病は出産したら、もう健康体に戻っているから大丈夫ですよね?」

「出産後は授乳もあるから、甘いものを食べても大丈夫ですよね?」

といったお声をよく伺います。


確かに、妊娠糖尿病は出産により診断名は解除されます。

胎盤が体外に出ることで、糖代謝は正常に戻ると言われています。

しかし近年、妊娠糖尿病の既往がある女性は、

将来的に糖尿病へ移行しやすいというデータが報告されています。


授乳期に偏った食事が続いたり、食事をお菓子で済ませてしまう、

ジュースを頻繁に飲むといった生活が続くことで、糖尿病のリスクは高まります。


そのため当院では、将来の健康を守るためにも、産後の栄養相談を大切にしています。

産後の生活リズムや育児状況に合わせて、

お一人おひとりに寄り添った栄養相談を行っています。


妊娠糖尿病ではなかった方でも、

「産後の食事が気になる」

「家族の健康を守りたいけれど、何から始めればいいか分からない」

など、気になることがありましたら、ぜひお気軽にお声がけください。


本日は、妊娠糖尿病の産後フォロー栄養相談を1件実施しました。

患者さまからは、

「妊娠中に不足していたたんぱく質を補うように言われていたので、

産後もたんぱく質を意識して摂るようにしています」

とのお話がありました。


妊娠中に学んだことを産後も継続してくださっており、産後の経過も良好でした。

さらに嬉しかったのは、お子さんやご主人にも食の知識を

伝えていきたいとお話しされていたことです。


食の知識は、妊娠中だけのものでも、自分だけのものでもありません。

お子さんやご主人、ご家族の健康を守るためにも役立つ、大切な知識です。

栄養バランスについてじっくり見つめ直す機会は、人生の中でもそう多くはありません。


ぜひ妊娠・出産、そして妊活という大切な時期をきっかけに、

正しい栄養の知識を身につけていただけたらと思っています😊


INAGAKI