永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

お刺身食べてください♪

今日は食堂にて お産後の方から

「お刺身は食べていいですか?」と質問がありました。

妊娠中、刺身の摂取に気をつけられている方が多いですが

基本的には問題ありません。

一部に水銀を多く含む魚がありますが、

よほど頻回に多量に摂取していなければ

問題とはなりません。

仮に一時的に多く召し上がっても

蓄積量が鍵なので、

その後しばらく召し上がらないなら問題ないです。

もちろんご出産されましたら問題はありません。

約50年前の授乳期の食事に関する論文を読んだことがあるのですが、

そちらにはお刺身はだめと書かれていました。

現在とは全く異なる食輸送事情があったわけです。

もしかしたら、

今も言い伝えられていることがあるかもしれません。

けれど、現在の状況では

授乳婦が刺身を召し上がってはいけない科学的根拠はないです。

いつも伝えていますが、

授乳期に魚を召し上がることは

母乳の脂質の組成をよくするために重要です。

DHA、EPAが魚には多く含まれます。

生で召し上がる刺身は脂質が損なわれることなく

頂ける絶好のチャンスです(^_-)-☆

ありがたく脂ののったお刺身を召し上がってほしいです!

写真は、今晩のマグロ。

ばっちりと脂がのってま~す( *´艸`)

matsumoto