病理診断科
他施設からの検体、また、標本作製などにもお応えしています。
院内に完備された病理検査室で行っております。
「連携病理診断」にご興味をお持ちの医療施設の方はお気軽にご相談ください。
- 受付時間(診療日)
- 月~金曜日 午前9:30~午後5:00
- 土曜日 午前9:30~午後1:00
TEL 048-959-1311 担当/病理診断科 永井 毅
保険医療機関間の連携による病理診断(連携病理診断) ※イメージ

病理組織診断(組織診)

患者さまから採取した組織から標本を作製し、それを顕微鏡で観察することで病気の確定診断を行います。
検査後5~10日で結果をお伝えいたします。
※院内での検査が可能なため、至急のご相談にも応じられます。
細胞診断(細胞診)

患者さまから採取された子宮頸部、子宮体部、乳腺、尿、腹水などの細胞を顕微鏡で観察し、病気の有無の推定やその性状について細胞学的に検査を行います。
検査後5~7日で結果をお伝えいたします。
※院内での検査が可能なため、至急のご相談にも応じられます。
■ 液状化検体細胞診システム

子宮頸部細胞診検体では、液状化検体細胞診法(LBC法)を行っています。半自動でLBC標本の作製が可能です。
- LBC法は、2016年度より導入した検査で、従来法と比較すると、乾燥や血液、細胞の重なり等によって生じる不適正検体を減少させるため、より正確な観察が可能となりました。また、HPV検査などの追加検査が必要な場合でも、検体の再採取は不要なため、患者さまには様々なメリットが増えました。綿棒採取での検査も可能で、妊婦さまの子宮頸部検査にも安全に対応できます。
- ※市のガン検診は従来法となります。
■ 免疫細胞化学的検査(CINtecⓇPLUS Cytology検査)

特殊な子宮頸ガントリアージ検査(CINtecⓇPLUS Cytology検査)が可能です。
- 免疫細胞化学的検査(CINtecⓇPLUS Cytology検査)は、LBC用容器に保存された検体から追加検討が可能な新しい検査法(免疫細胞化学的検査)です。国内で検査可能な施設は数少なく、患者さまの肉体的・精神的負担となる過度な子宮頸ガン検査(コルポスコープ診・組織検査)を減少させる目的で、当院では有用性を検討し導入いたしました。
- ※詳細は院内の動画で説明いたします。
検査機器
![※ph[01]](img/pdiag-m01.jpg)
ホルマリン対策用局所排気装置
ホルマリン暴露を防ぎながら、組織の切り出しを行います。
![※ph[02]](img/pdiag-m02.jpg)
自動固定包埋装置
切り出しされた組織の脱脂・脱水・パラフィン浸透を自動で行う装置です。
![※ph[03]](img/pdiag-m03.jpg)
包埋センター
組織をパラフィンで固めてブロックにします。
![※ph[04]](img/pdiag-m04.jpg)
ベアリング式ミクロトーム
パラフィンブロックとなった組織を約3µmの薄さに薄切し、スライドガラスに乗せます。
![※ph[05]](img/pdiag-m05.jpg)
自動染色装置
スライドガラスに乗った組織を自動で染色します(HE染色・パパニコロウ染色)。安定した染色が可能となります。
![※ph[06]](img/pdiag-m06.jpg)
キシレン対策用局所排気装置
特殊染色時のキシレン暴露を防ぎます。
![※ph[07]](img/pdiag-m07.jpg)
自動封入装置
標本封入時のキシレン暴露を防ぎます。
![※ph[08]](img/pdiag-m08.jpg)
自動免疫染色装置
自動化により、安定した免疫染色を実現します。
![※ph[09]](img/pdiag-m09.jpg)
バーチャルスライドシステム
デジタル病理診断、VPN接続を使用した遠隔病理診断にも対応しています。