永井マザーズホスピタル

タイミング療法不妊治療

排卵日を特定することで精子と卵子が出会う確率を向上させ、セックスのタイミングを指導する治療です。排卵日特定のために、超音波検査で卵胞の大きさや子宮内膜の厚さを測定したり、尿中LH検査薬を用いて排卵日を予測したりします。妊娠率は約3~5%です。

〈モデルケース〉※生理周期などによりスケジュールは変わります。

1. 生理1~5日 … 排卵誘発剤の処方
自然排卵が難しい場合や排卵率を高めるために排卵誘発剤を使用する場合があります。
誘発剤には飲み薬と注射があります。
2. 生理5~10日 … 排卵誘発剤の使用と注射のための通院
注射を使用する際は、その都度病院へご来院いただきます。
通院が困難な方には自己注射もあります。
3. 生理10~12日 … 超音波検査
卵胞の大きさと内膜の厚さを超音波検査にて測定し、排卵の時期を予測します。
尿から排卵のホルモン(LH)が分泌しているかを検査することがあります。
4. 生理12~15日 … タイミング
医者の指示があった日にタイミング(セックス)をとってください。
排卵を促す注射(hCG)をする場合があります。
5. 生理17日目以降(排卵後) … 黄体補充
黄体機能不全が疑われる方には、飲み薬で黄体ホルモンの補充を行います。
6. 生理28日目以降 … 妊娠判定
生理予定日が過ぎても出血が認められない場合は、妊娠判定を行ってください。