永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

2019年3月13日の記事

外食のときでも♥

先日

ちょっと気になることがありました。

子どもが食べたがるから、一緒に。

子どもが行きたいと言うから、仕方なく。

子どもが食べているから、つい。

子どもが、子どもが、の言い訳の果てに

……

体重が急増加して、分娩が大変なことになる

血糖値上昇が頻繁で、赤ちゃんが大変なことになる

と言うこともあり得ます。

お子様側にしてみても

そこまで自分の意見を優先してほしいのではなく

もしかしたら、

親の気を引きたくて言っているだけかもしれない

ですよね。

   ココを見定めるのが親のセンス☆

そして最も問題となるのは、

子どもが欲しがる食べ物を与えるのは教育上正しいのでしょうか?

ということです。

子どもは、おいしい とか やわらかい とか 甘い とか

好みだけで食べたいものを判断します。

体の調整や健康は考えません。

今必要な食べ物を教えてあげるのは親の務めだと考えます。

欲しがるままにお菓子やアイスやジュースを与えたら

肥満となり、糖尿病となり、貧血となり、栄養不足となり……

決して親も子もそのような末路は望んでいないと思います。

けれど 一事が万事 なのです。

低栄養による体調不良で不定愁訴を訴える時代となりました。

男性の肥満や糖尿病予備軍は減る兆しがありません。

健康は習慣化が大事です。

健康な生活習慣は、親が教えていかなければなりません。

たかが、アイス。

たかが、外食。

でもその度に 子どもに好みを聞くのは

そろそろ卒業してみませんか?

子どもの欲しがる食べ物、行きたがる飲食店は

一呼吸おいて

 

と言うときにとっておいてもいいと思います。

本当の食育

本当の正しい生活習慣は

学校などでなく、家庭で親が教えるもの。

現在の日本では、そのような状況です。

今日は

硬い内容ですが、

子どもが欲しがるものを与え続ける末路をちょっと想像してみました。

ご夫婦でも話を合わせないとトラブルのもとです。

食育について、

教育のひとつとしてどのように育てていくか

たくさん話し合えるといいですね(*^^)v

matsumoto