栄養科ブログ
栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。
永井MHのひみつ
一緒に働いてくださる調理スタッフを募集しています☆
【調理スタッフ募集のお知らせ】
当院では、産婦人科厨房内で一緒に働いてくださる調理師さんを募集しています。
妊娠中や産後の患者様にとって、毎日のお食事は大切な楽しみのひとつ。
「おいしかった」「ほっとした」
そんな言葉をいただける、やりがいのあるお仕事です。
【お仕事内容】
厨房内での調理
お料理の盛り付け
配膳時の患者様対応 など
患者様に寄り添いながら働いていただけます。
資格不問
※調理師免許のある方歓迎いたします。
勤務条件や詳しい内容については、公式ホームページにてご案内しております。
私は管理栄養士として当院で働いておりますが
入社を決めた理由は命の誕生にお食事からサポートしたい!と思ったからです。
妊活、妊娠中、産後、全ての期間に大切なのは日頃のお食事です😊
栄養の知識をお届けしたり、美味しいお食事をご提供し続けるために
一緒に働いて下さる方を募集しています💘
ご興味のある方は是非ご連絡ください☆
▶︎ 募集要項の詳細はこちら
https://www.nagai-cl.com/recruit.php
INAGAKI
栄養科のインスタグラムのご紹介☆彡
みなさんこんにちは😊
永井マザーズホスピタル栄養科では
公式インスタグラムも開設しております!
https://www.instagram.com/nagaimh_eiyou/
ブログでは知っておくと便利な栄養の知識や
スタッフのちょっとした紹介のお話や
病院食のご紹介を中心に行っていますが
インスタグラムではより食事に特化した
投稿が出来れば良いなと思っております🍳
皆さまのリアクションがとても励みになっております!
是非、栄養科インスタグラムに遊びに来てください🍎
INAGAKI
妊娠中のお刺身って食べていいの?
みなさんこんにちは😊
「妊娠中のお刺身って食べていいの?」
というご質問を承ることがあります。
当院では、新鮮なお刺身をお出しすることがあります。
しかし「妊娠中はお刺身を控えたほうがいい」と聞いたことはありませんか?
今日は、妊婦さんが安心してお刺身と向き合えるように、
理由とポイントを分かりやすくご説明します🍀
妊娠中にお刺身が心配される主な理由
① 食中毒のリスク
●細菌性食中毒
鮮度が落ちた生魚を食べると、食中毒の原因になることがあります。
●寄生虫(アニサキス)
魚の種類によってはアニサキスが存在することがあります。
こちらは、加熱または冷凍で予防できます。
当院の取り組みとして安心して召し上がっていただくために
当院の和食担当板前は、
妊婦さんにも安心してお召し上がりいただけるよう、
以下の点を徹底しています。
当日の朝に市場から新鮮な魚を仕入れる
カツオを使用する際は必ず加熱して提供
アニサキスが寄生しやすい“腹の部分”は炙るなど加熱処理を徹底
こうした工夫により、食中毒を防ぐための衛生管理を万全に行っています。
② 水銀の蓄積量
マグロ・鯛など、体の大きい魚は水銀が蓄積しやすいと言われています。
そのため、週1回程度の頻度に抑えるのがおすすめです。
一方で、お刺身には嬉しいメリットも!
じつは、魚を“生”で食べるメリットもあります😊
刺身用の新鮮な魚には…
DHA・EPAが豊富
これらは体内で作ることができず、しかも加熱に弱い油のため、
お刺身での摂取が効率的です。
DHA・EPAの働きと、おすすめの摂り方
★ DHA(ドコサヘキサエン酸)— 妊娠中に特におすすめ
胎児の脳や神経の発達をサポート
子どもの成長にも大切な栄養素
★ EPA(エイコサペンタエン酸)— 大人の健康維持におすすめ
抗炎症作用
血流の改善
神経伝達物質の材料にも
ストレスが多いと体内で炎症が起きやすいため、
お魚を食べる・サプリを利用することでサポートも可能です🍀
★サプリを選ぶなら?
迷ったときは EPAがおすすめ。
DHAはEPAから体内で作ることができるため、EPA主体のものが効率的です。
当院の和食担当板前は食中毒が出ないように気を付けている事は
当日の朝に新鮮な魚を市場からお取り寄せする、
カツオを使う際には必ず加熱してご提供することを
徹底しているそうです!
アニサキスは特に腹の部分に寄生している確率が高いため
炙ったりして加熱してご提供する事が多いそうです。
妊娠中でも新鮮な刺身を選び
水銀の少ない魚(サーモン、イワシ、アジなど)、食べる量は適度に
というポイントを守れば、安心してお魚の栄養を取り入れることができます😊
不安がある方はお気軽にご相談くださいね🍀
INAGAKI
人類の食の歴史🍖
皆さんは旧石器時代の食事を知っていますか?
旧石器時代は約38000年前から16000年前までの『約22000年』続いた時代です。
22000年というもの凄い長い期間、私たちのご先祖が食べていたものは『肉』なのです。
ナウマン象、オオツノジカ、ヘラジカ、シカ、イノシシ、ムササビなどなど…🦣
狩猟中心で食生活が成り立っていました。
当時の日本列島の大部分は亜寒帯性気候であり、漁労は未発達
また、植物性の食品も乏しく、自然薯、コケモモ、松の実程度しかなかったため、
糖質摂取比率は10%以下でした。
縄文時代に移行してからは、『狩猟・採集・漁労』の3本柱で食事を担っていました。
地域によって、食生活が異なることが特徴となっていて、
北海道の北小金遺跡群→海産物
長野県安曇野市の北村遺跡群→どんぐり・くり
琵琶湖湖底に立地する栗津貝塚遺跡→淡水魚・シジミ・肉
こんな昔から地域性を生かした食文化が成り立っていました。
面白いことに、化石の虫歯率をみると…
旧石器時代:0%
縄文時代:8%
弥生時代:16%
だんだんと虫歯率が高くなっていて、糖質摂取が多いと虫歯になりやすいという弊害が示唆されています。
そして、ご存じの方も多いと思いますが、弥生時代から農耕が始まりました。
現在の日本は米文化が根付き、毎日米を食べている人は多いと思います。
私もそのうちの一人です💦
しかし、22000年という長い期間人類が進化を遂げられたのは肉食でも十分にエネルギーを摂取出来ていたからだと考えられます
この話は、栄養士チームで参加した、江部先生の講演会で聞いた内容になります。
糖質制限の先駆者である先生の話を聞く機会はなかなかないので、学びのある講演会になりました!
講演会の影響を受け、私もプチ低糖質を始めています。
チャレンジしてみたい方は、夕食の主食を抜くことから、初めてみてはいかがでしょうか
効果や魅力についてはTAKAHASHIのhttps://www.nagai-cl.com/nutrition-blog.php?id=2150チェックしてくださいね
ちなみに
私は、昔はなかったであろう、ミックスナッツに最近はまっております。
低糖質で腹持ちもいいので、妊婦さんにもお勧めですので、ぜひ間食に食べてみてください!
私のお勧めは贅沢に5種類ものナッツ(アーモンド、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツ、ピーカンナッツ)が入っている、ミックスナッツです(❁´◡`❁)
SHINOHARA
糖質制限の第一人者である江部先生のお話を聞いてきました👂
日本糖質制限医療推進協会の理事長を務められ、
“糖質制限の第一人者”として知られる江部康二先生の講演を聞いてきました。
当院では、妊娠糖尿病の方を中心に低糖質のお食事を推奨しています。
江部先生の本を拝読させていただいたことはありましたが、
直接お話を聞ける機会は初めてでどんな話が聞けるのだろうとドキドキしていました。
ここでは、江部先生がお話ししてくださった内容を皆さんに共有させていただきます。
『低糖質』の世界はとても奥が深いためちょっぴり長くなってしまうかもしれませんが、
是非最後まで読んでほしいです(笑)
はじめに江部先生について簡単にご紹介させていただきます。
50代のころ糖尿病を発症したことをきっかけに糖質制限食を開始。
その後20年以上継続中で、
今年75歳になった今でも歯はすべて残り視力低下もなし。
内服薬なしで糖尿病合併症や高血圧もなく、
まさに糖質制限食によって“超人”となった方です。
【糖質制限の魅力とは?】
炭水化物・たんぱく質・脂質の中で血糖値に直接影響を及ぼすのは炭水化物(糖質)のみ。
◎通常の糖尿病食との違いについて
・通常の糖尿病食
糖質の割合が6割を占める食事でカロリー・脂質を制限。
食後血糖上昇、追加分泌インスリン大量。
★糖質制限食
糖質の割合が低く、高たんぱく・高脂質食。カロリー計算不要で我慢の必要なし。
食後高血糖なし。追加分泌インスリン極少量。
◎糖質制限の効果について
★余剰の体重・内臓脂肪が減少
インスリン(=血糖値を下げてくれるホルモン)は、
生命維持に必要不可欠で24時間継続して少量出続けています。
ですが、、、糖質を摂取し高血糖状態になると大量に追加分泌され、
脂肪に蓄積されてしまいます。
別名“肥満ホルモン”と呼ばれるほどです。
糖質制限食であれば、
インスリンの追加分泌が最小限で済み、特に内臓脂肪は速やかに減少します。
★糖化や老化を防ぐ
⇒老化・糖尿病・生活習慣病を予防・改善する
◎糖質制限食とコレステロールの関係について
標準サイズのLDLコレステロールは“善玉”で運搬の役割を果たす。
・LDLコレステロールの中で問題となるのは、
小粒子LDLコレステロール(小さくて高密度)と酸化LDLコレステロール。
⇒真の悪玉で、異物であり血管内皮を傷害する
↓
高炭水化物食
=中性脂肪が多く、HDLコレステロールが少ない人は
小粒子LDLがたくさんある可能性が高い。
いかがでしたが?
今回は3つに要点を絞り解説させていただきました🫡
糖質制限はこのブログでは語りきれないほど奥が深い内容です。
私たち栄養士はインプットした情報をアウトプットさせることのできる存在です。
皆さんの疑問や不安に少しでも力になることができるよう、
これからも広い視野を持ち学んでいきます。
最後まで見てくださった方ありがとうございました。
江部先生に興味を持ってくださった方へ
江部先生は「ドクター江部の糖尿病徒然日記」というブログを書いています。
本なども多数出版しているので、興味を持ってくださった方は是非読んでみてください👀
TAKAHASHI
永井マザーズホスピタル、ありがとうございました!
この度永井マザーズホスピタルを卒業することになりました。
大学卒業から約10年間、産婦人科栄養士として女性の栄養管理に携わせて頂きました。患者さまと、そして心強い同僚との時間を通して自分自身が成長させていただいたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
様々な特色がある病院の中でどの病院でお産をしようか迷われている方々、当院は最新の栄養学を学び、日々ブラッシュアップしている管理栄養士が在籍しております。皆様のこれからの人生が豊かで朗らかになるように、私たちスタッフが尽力させて頂きます。
ネクストステージ栄養科が、これからも楽しみ。ありがとうございました!
HARUYAMA YUKA
大阪大学共同研究参加者募集ーIOTを活用した糖尿病進展効果の検証ー
こんにちは!栄養士のHARUYAMAです。
今日はわたし達が大阪大学と共同で行っている研究のリクルート(必要な被験者を募集、集めること)をさせて下さい。テーマが【IOTを活用した妊娠糖尿病既往女性支援の産後の糖尿病進展抑制効果の検証】
カジュアルに言い換えると、インターネットを活用したら糖尿病になりにくくなるのかどうか。
親近感が湧かないIOTという言葉ですが、スマート家電やファミレスで料理を運んでいるロボットなど、私たちは既にIOT(モノとインターネット)を活用された中で生活をしております。妊娠糖尿病だった女性が出産5年後には約20%が、10年後には約30%が2型糖尿病を発症すると言われています。そのため【IOT】がその抑制に貢献出来るのか?という研究です。
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▼対象者 ・2024年10月以降で当院で出産された方
・GDM既往の産後三か月以内の方
・18歳以上の日本語の読み書きが可能な女性
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▼協力期間 1年間
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▼研究方法 介入群と非介入群をコンピューターによる無作為自動振り分け
➀介入群:スマートリング(SOXAI RING)を着用してアプリを通して健康データの収集。自己血糖測定、食事記録実施、LINEを通してデータ収集。オンラインでの保健指導(約15分間、管理栄養士・助産師・保健師から)を受講。
②非介入群:健康データ収集(スマートリング使用しない)、自己血糖測定、食事記録実施、LINEを通してデータ収集。保健指導は実施しない。
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▼リクルート人数 約40名
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▼謝礼 アマゾンギフト券 5,000円
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■こんな方に参加してほしい!
・将来糖尿病になりたくない
・1人では食事管理をサボってしまう
・病院側に引き続きサポートに入ってほしい
・最先端のIOTグッズを使用してみたい
・経済的な負担を軽くしながらも血糖自己管理をしたい(必要な針やセンサー費用は全て病院負担)
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詳しくは添付画像をご確認下さい。研究協力を頂けない場合も患者さまが不利益を被ることは一切ありませんが、ご協力頂けますと私達が泣いて喜びます。日本の医療の発展の為、お力添え頂けますと幸いです。
問い合わせ:haruyama@nagai-cl.com/048-957-6633(栄養科直通)
HARUYAMA
研究を学ぶ講座参加レポート
先日栄養士チームで「研究のコツを学ぼう!」の講座に参加し、
“研究の基礎”を大阪大学の渡邊先生より伝授していただきました。
わたしにとって研究は大学生時代に卒業研究をしたくらいの経験で、
何もかもが無知の状態でした。
大学生時代もよく考えないまま進めてしまい、
結果が出てから実験をやり直すなんてこともありました(笑)
その失敗の要因が研究準備の不十分であったこともこの講座を受けて改めてわかりました。
最初のステップである“研究課題の絞り込み”がすべての土台となりますが、
ここが安定していないと研究を進めても最終的に何を明らかにしたいのか、
そこに至るまでに何を準備し何を実行したらよいのか分からなくなってしまいます。
その土台を作り上げてくれるのが、リサーチ・クエスチョンです。☟
P:誰に
I/E:どのように介入すると/どの要因が
C:何/誰と比較して
Oどうなるのか
自分が抱いた疑問を自分以外の第三者に伝えることはとても難しいことですが、
研究の方向性を明確にすること、また簡略的に伝えることは、
自分にとっても仲間にとっても研究にとってもとても大事なことです。
研究は一人で行うものではなくチームで行うものであるため
ぜひ仲間と共有しながら進めてください。
客観的意見は研究を行う上で必要不可欠です!
ここで学んだ、『研究の基礎』を忘れずに、
わたしも永井栄養士チームの一員として力になれるよう頑張っていきます💪💪
TAKAHASHI
新年度始まりました🌸
季節は春となり、新年度始まりましたね🌸
桜が咲く時期となり、一気に春の訪れを感じます。
新年度と言えば、入園式、入学式、入社式など
新たな始まりをイメージします。
私たちも初心忘れずに、今年度も皆様に美味しい食事を届けられるように努めてまいります😊
本年度も永井マザーズホスピタル栄養科をよろしくお願いいたします。
栄養科一同
栄養士の仕事の‘‘ウラガワ‘‘ 研究を学ぶ講座2回目参加レポート⑵
~~前回の続き~~
例1)疾病Aの患者には、治療方法Xが効くと思う。
例2)疾病Bの患者には、インスリン療法が重要かもしれない。
例えば、このクエスチョンだけでは、中身が曖昧なので研究をまだ実行できません。(実行してもサンプル数が少ない、手法が合わなくて二度手間になってしまう可能性がある。)
➀ 臨床的な疑問CQを列挙
↓もっと具体的に直してみる
② 疑問を研究形式RQ(ピコPICO/ペコPECO)へ変換
Patient:対象
Intervention:介入/Exposure:暴露
Comparison:比較
Outcome:評価項目
↓実際の臨床テーマに当てはめてみると・・・
例3)CQ:既往妊娠糖尿病(GDM)患者における妊娠中の低糖質食事療法が産後の二型糖尿病の発症抑制に対する効果について
↓上記をRQに変換すると
P:妊娠糖尿病(GDM)だった人が
I/E:妊娠中に低糖質食事療法で治療した群と
C:妊娠中に低糖質食事療法で治療していない群と比較して
O:産後に二型糖尿病の発症が抑制された
仕事は準備は9割と先輩が言っておりましたが、研究も準備が9割以上と言われています。
中々骨の折れる作業が多いのですが、仲間を見つけて協力し合うのが一番大事だと思いました。一人だと八方塞がりになります。
今後も社会に貢献出来るような研究を行って参りますので、医療従事者の皆さま、一緒に頑張りましょう~!そして協力してくれる患者様の存在が、未来の医療の発展の為の大きな力になります、ご協力を是非お願い致します。
HARUYAMA






