永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

2019年5月10日の記事

女性へのチョコレート効果~カカオポリフェノール~

今日は

届いたばかりの日本栄養士会雑誌vol.62 No.5,2019 232-235

『「カカオポリフェノール」の機能性と食品としての活用』

          ((株)明治研究本部 夏目みどり)           から

生産地で収穫されたカカオ豆は、バナナの葉等でくるみ、

数日間発酵させ、次いで乾燥させる、とあります。

ナント ⇒ チョコレートは発酵食品 だそうです(゜o゜)

知られていない話ですね。

バナナの葉でくるむ っていうところが素敵です(*^^*)

そのチョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、

チョコレートやココアといった食品レベルで

血圧、糖代謝、脂質代謝改善などさまざまな

臨床試験の報告があります。

女性は閉経により

女性ホルモンであるエストロゲンが低下します。

エストロゲンには抗酸化作用があるため閉経により

活性酸素が増加してしまうそうです。

活性酸素増加により

インスリンの働き・低下 ⇒ 糖代謝・悪化

ナトリウム排泄・疎外 ⇒ 血圧・高値

よって

カカオポリフェノールは、抗酸化機能を有するため

閉経後女性に生じるこれら不調を改善する可能性が考えられます。

実際 HbA1cが高めの被験者22人に

カカオポリフェノールの抽出物を含む錠剤またはプラセボで

テストした結果

血圧の有意な低下

LDL-コレステロールの有意な低下

糖代謝の指標HOMA-Rの改善が見られたそうです。

日本人8万人規模の疫学調査でも

女性では1週間にチョコレート37.5g以上摂取群と

そうでない群を比較すると

脳卒中のリスクが低減すると報告があります。

チョコレートやココアに含まれる

カカオポリフェノールは

さまざまな機能性がありますが、

これらの食品は同時に砂糖もとりやすいので

カカオ70%以上を含有するハイカカオの商品や

純ココア、カカオマスを

上手に日常に利用できるといいですね。

なお

カカオマス中のポリフェノール含有量は

生産地によって異なり、それが味の特徴ともなるそうです。

まとめのタイトルに、

「楽しみながら健康になる」とありました。

健康ばかり考えていては、息苦しくなる情報が多くうずめく中

チョコレートがますます好きになる素敵な記事でした。

matsumoto