永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

2020年7月9日の記事

☆ラクトフェリンに注目☆

今日の話題は、

 

   ラクトフェリン 

育児用ミルクに含まれており

その効果は、乳業メーカーの方から調乳指導などで

入院中に伺っている方がほとんどのハズ!

忘れてしまった方へ(*ノωノ) 今日は復習です。

母乳・涙・汗・唾液などの外分泌液中に含まれる

鉄結合性の糖タンパク質です.

わたしが持っているフォローアップミルクの缶の記載では

母乳特に初乳に多く含まれ、

お子様の健康と発育に重要なラクトフェリンを配合しています。

だそうです。。。

この説明はちょっとふんわりし過ぎかな……(@_@)

「赤いタンパク質」と言われています。

強力な抗菌活性

鉄イオンとの親和性が非常に高く

鉄をつかまえて、周囲から切り離すことでその機能を発揮しているようです。

このラクトフェリン

わずかながら牛乳にも含まれます。

けれど

熱と衝撃に弱いそうで、殺菌乳からは期待できそうにない(~_~)

また小腸以下の消化管で吸収されるため胃酸で減弱が懸念されます。

そんなわけで、サプリメントも多種販売されております。

ラクトフェリンの期待は……!

<免疫調節作用>

発がん予防、感染防御

<抗菌・抗ウイルス活性>

ピロリ菌や歯周病菌の抑制

<ビフィズス菌増殖促進作用>

腸内のビフィズス菌を増やし、腸内細菌のバランスを整える

<鉄吸収調節作用>

貧血の改善

<抗炎症作用>

関節炎、大腸炎の改善

<脂質代謝改善作用>

内臓脂肪の低減

<創傷治癒促進作用>

創傷周辺細胞の正常化促進・褥瘡予防

などなどが考えられています。

Oh~~~~!!!ブラボーな作用。

誰もが必要そうですね!

そりゃそうだわ。だって母乳に特に初乳に含まれるのですから!!

このラクトフェリンを簡単にとれるレシピ紹介しています。

ママも一緒に食べてさらなる健康を♪

 よろしければ(*^^*)

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https://ameblo.jp/9591103/entry-12606300294.html

今日はがっつりお勉強の話題でした!

matsumoto