永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

食生活について

病気予防の栄養!

皆さんこんにちは( *´艸`)

年末年始は有意義にお過ごしできましたか。


先日、低糖質食事療法のコラムを読んでいて

びっくりしたことを皆さんに共有したいと思います。


糖尿病の合併症といえば…

皆さんは何を思い浮かべますか?


網膜症により失明、指の壊死により切断、

腎臓病で透析を余儀なくされる・・・など

様々ありますが糖尿病なんて自分には縁のないこと。と

思ってしまうのはまだ早いです。


最近では毎年、糖尿病合併症

人工透析を新たに始める方は16000人以上いるそうです。

足の切断は3000人以上、失明も3000人以上います。

これは決して少ない値ではありません。


この話がなぜ妊婦さんや若い世代の方に知ってほしいのかというと

妊娠中に糖代謝異常が起こりやすいからです。

この糖代謝異常を放置してしまうと糖尿病にかかる確率が

ぐーっと上がってしまうのです。


なので、妊娠前から、妊娠中も、産後も健康的な体作りは

とても重要となります。

たんぱく質は毎食摂取できていますか。

ヨーグルトや納豆などの発酵食品は

摂取できてきますか?

お野菜はバランスよく摂取できていますか?

是非確認してみてくださいね。


妊婦さんとお話ししていて、一人でも多くの方が

将来健康的に幸せになってほしいので一人一人と向き合って

健康になれる食事をアドバイスさせていただいています。


是非、妊活や妊娠を機に(もしくはダイエットなど)

自分の体と将来のために食事と向き合ってみませんか。

栄養相談が有意義な時間となりますように

より一層努めてまいります。


今年もよろしくお願いします(^^♪


SUKEHARA



ハヤシオムレツはいかがでしょうか

皆さんこんにちは( *´艸`)


先日栄養相談で、カレーライスや

ハヤシライスが好きでついご飯を

食べすぎてしまいます…と話す方がいました。


カレー、ハヤシライスなどはご飯が進んでしまいますね。

とても分かります!おいしいですよね(*^-^*)


ただ…体重コントロールや血糖管理をしている方からすると

ご飯の量は調節したいところですよね!


私はご飯が少なくても美味しいカレーライス

ハヤシライスの裏技をよくやります。

それは…オムレツにカレーorハヤシルーをかける!


ご飯が食べたい方は50-80gにオムレツを添えて。

血糖管理で糖質量を気を付けている方は

主食をやめて卵2-3個分のオムレツにルーをかけます。


これがおいしいんです。

オムレツでなくてもスクランブルエッグでも

美味しいですよ( *´艸`)


是非皆さんも参考にしてみてください♡


SUKEHARA




胃に優しい食べ物といえば…

胃に優しい食べ物といえば

みなさんは何を思い浮かべますか?


「おかゆ」「うどん」・・・

などが思い浮かぶでしょうか?


実はここに胃に優しい「たんぱく質」を

足すと胃がより元気になり、回復が早くなります。


胃に優しい「たんぱく質」と聞いて

なにを思い浮かべますか?


豆腐・豆乳などの大豆製品

ささみなどの油の少ない肉

茶わん蒸しなどの卵料理など…

実はおかゆ・うどん以外にも

胃に優しいたんぱく質はたくさんあります。


玉子おじや、かきたまうどん、湯豆腐など

体調不良の際は必ずたんぱく質も付け加えてください。

胃の粘膜を保護するためにたんぱく質(アミノ酸)が必要です。


例えば、つわりの時期だと嘔吐などで

胃に不快感がありますよね。

胃の粘膜を元気にしてあげるためには

消化の良い湯豆腐や卵豆腐などを選ぶと

身体もとっても喜びます。


今の時期だと、おでんやお鍋もよいですね♡

栄養相談をしているとお鍋の登場率が高くて

冬に近づいているなぁなんて季節の変わり目を感じました。


寒くなると感染症のリスクが高くなるので

室温、湿度管理には気を付けましょう( *´艸`)


SUKEHARA

カフェインレス桑の葉でティータイム

桑の葉を皆さんはご存じでしょうか?

桑の葉はお茶として飲まれることが多く

どこか緑茶や抹茶のような風味がします。

カフェインレスなので妊娠期間中も

安心して飲むことができます。


桑の葉は血糖値上昇をゆるやかにしてくれる

効果があるため、妊娠糖尿病や体重コントロールを

している患者さんにおすすめしたいです( *´艸`)


そもそも血糖値をゆるやかに上げてくれると何がいいのか?

※妊娠中はほとんどの方が血糖値を下げる力が効きにくくなります。

高血糖になりやすい方を妊娠糖尿病と診断がつきます。

血糖値が急上昇、急降下をしてしまうと

血管壁が傷つけられることにより血管の負担が増えます。

妊娠中は赤ちゃんに胎盤を通して血液をたくさん送りますよね。


そのため、胎盤がもろくなってしまうと赤ちゃんの合併症が

出てしまう可能性が上がります。

妊娠中でなければいずれは心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなるといわれています。


つまり、血糖値が下がりにくい妊娠期間中は

ゆるやかに血糖値をあげていくことが大切になりますね。


また、便秘改善、高血圧改善にも効果があるそうです。

妊婦さんだけではなく、様々なお悩みを抱えた方にも

おすすめです( *´艸`)

さっそく私もお家で飲んでいます。


水分補給を忘れがちなこの時期に

桑の葉茶を試してみてはいかがでしょうか。


SUKEHARA

手作りハーブウォーター

みなさんこんにちは( *´艸`)


妊活中・妊娠中・授乳期は特に

水分補給が必須ですね。


個人的に水をそのまま飲むのが苦手なので

採れたてのミントとレモンを入れて

ハーブウォーターを作ってみました。

レモンは1/2個を輪切りにして加えます。


水が苦手な私ですが、

ハーブウォーターにするとおいしく水分補給が

できちゃいます(*^^*)

さっぱりとした風味がたまりません。


みなさんもぜひ水分補給に

ハーブウォーターを取り入れてみてください。


SUKEHARA

ミネラル豊富なきび糖

みなさんこんにちは( *´艸`)


今日はミネラルが豊富な砂糖について♡

※妊娠糖尿病の方には低糖質の甘味料

 シュガーカットやナチュレ、パリジェンヌを

 ご使用くださいませ。

 今回ご紹介する砂糖は血糖値が上がります。


糖質に興味を持ち始めて早10年ほど…

我が家では上白糖は一切使っていません。


好きな砂糖は「きび糖」「てんさい糖」です( *´艸`)

製造過程で不純物を取り除いた上白糖よりも

きび糖やてんさい糖の方がカルシウムやカリウムが

豊富に含まれています。

妊活中・妊娠中など身体を大切にしたい時期こそ

砂糖にこだわっていただきたいです。


一方で糖質の摂りすぎは血糖値が上がり生活習慣病にも

なりやすく、妊娠糖尿病のリスクも上げます。

摂りすぎに注意し、

うまく付き合っていく必要があります。

※糖質にはさまざまな種類があり、

 発がん性を高めてしまう種類の物も…

 この辺りはまたの機会にブログでお話しします。


できれば身体によい砂糖を身体のために選びたい・・・

ということで私は10年ほど前から

料理やスイーツにはきび糖とてんさい糖を主に使っています。

先日はベイクドチーズケーキを焼きました。


妊娠糖尿病の方や体重コントロールで

糖質量を気を付けている方は

シュガーカットやナチュレなどを使用してみてください。

もちろん生クリーム・クリームチーズはOK!

冷やして固めるだけのレアチーズケーキもよいですね。

今度は糖質オフスイーツを作りたいと思います♡


SUKEHARA

栄養士でも蕎麦を食べたら血糖値あがるのか検証②

1か月前に書いたブログの続きになります。(お待たせしました!)


▼栄養士でも蕎麦を食べたら血糖値あがるのか検証①

こちらの記事を事前にお読みください^^

https://www.nagai-cl.com/nutrition-blog.php?y=2023&m=8&d=16



●食べたもの

蕎麦80g/天婦羅(海老・ナス・南瓜・ピーマン)/辛みそチキン80g/サラダ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●栄養士データ

HARU

BMI:20くらい

→→→→食後1時間後血糖値:110mg/dl


SUKE

BMI:19くらい

→→→→食後1時間後血糖値:145mg/dl


※基準値は1時間後140mg/dl以内です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

栄養士間で、同じものでもこんな感じで数値が変わっていくの、興味深いです。1時間の間での活動内容(ごろごろ派かアクティブ派)によって、家族因子によっても変わっていきます。


数値が低いから悪い・では決してなく、高かったら...


✔次回は食べ順を変えよう

✔組み合わせをこうしよう

✔自分に合う糖質量を知ろう


など、考える良い機会にきっとなると◎


HARUYAMA


p.s.当院ではニプロ社の血糖測定機を使用しております。少量の血液で使用可能ですが、私のように血が足りないとエラーが出て来てしまうのでをお気をつけ下さいまし。








水分をうまく摂取するコツ♡

皆さんこんにちは( *´艸`)


先日栄養相談をしていたところ

こんなお悩みが・・・


「水分は1日に500mlも

 飲めていません・・・

 どうしたらよいですか?」と。


水分を飲むことが苦手だった私・・・

すごいわかる!!と共感しました。


水分は飲まなくても何とか

身体が調整してくれるため

水分不足に気づきにくいです。


私は1日1500mlを目指して飲んでます。

ですが、水分が飲めるまでいろいろな工夫をしてきました。


一番効果的だったのは

マイボトルをいつでもどこでも

持参すること。


最近ではスープを食事に必ず取り入れるようにしています。

真夏だとなかなかスープは飲みたいと思えなかったのですが

最近の食卓に並ぶようになりました(^^♪


写真のスープは玉子豆腐の中華スープです。

もやし、わかめ、ごま、ごま油が入ってます(*^^*)

味付けは鶏ガラスープとしょうゆで。


かきたまスープや韓国のりスープにしても

美味しいですよ♡


みなさんの生活にぜひマイボトルと

日々の食事にスープを取り入れてみてください♡


SUKEHARA



一生のうち食べられる食事の回数はいくつ?

みなさんこんにちは( *´艸`)



今週から川村学園女子大学より

栄養士の卵の実習生がお見えになってます。


実習生から早速学んだことがあります。

それは、、、

「一生のうちに食べられる食事の

 回数を考えたことはありますか?」と尋ねられました。


確かに、あと何回私は生涯を終えるまでに

食事がとれるのだろうか・・・と考えていました。

単純計算をすると85年生きるとしたら

9万3千回だそうです。


食事を食べられるのに制限がある・・・

なんて考えたことがなかったです。

いつでも当たり前に食べたいものを

食べられる時代に生きていて、

何不自由なく食べられる身体があるからこそ

疑問に思わなかったことでした。


健康だからこそ好きなものをよく噛んで

飲み込んで、消化して、排出する。


そんな当たり前のことができなるときを

想像するきっかけを与えてくれた実習生には感謝です♡


美味しく食べられること

食べたいものが食べられることは幸せなことだなぁと

しみじみと感じました。


1食、1食を大切に

身体に栄養を送るために

味わって楽しく食事ができるように心がけたいですね♡


左の写真は先日都内にて

産婦人科栄養士が集った食事会のお料理です。


1枚目は

牛のハツを使ったカルパッチョです。

初めて食べたお料理で驚きました。

触感がプルプルでおいしかっです♡


みなさんはどんなお料理が好きですか?

好きなものを食べられる生活が続くように

身体と向き合い健康を維持していきましょう♡



SUKEHARA

糖質のもたらす幸福を考えよう

こんにちは( *´艸`)


8月も終盤を迎えていますね。

お子さんがいらっしゃる方は

お子さんの宿題に忙しくなる時期だと思います。


・・・もしかして

宿題に追われていたのは

幼少期の私だけかもしれません。(笑)


さて、今日は糖質のお話です(^^♪


皆さん、疲れた時に

甘いスイーツや甘いジュースを

食べたくなる時、飲みたくなる時はありませんか?


実は糖質は一時的に幸せホルモンと呼ばれる

セロトニン」が増え幸福度が増します。

ですが!それは一時的です。


なぜ一時的かというと

血糖値の急上昇急降下

関係しているといわれています。


空腹時に甘いスイーツを食べると

血糖値が急上昇します。

この急上昇が血管を傷つけ、

動脈硬化認知症のリスクをあげてしまいます。

また、糖代謝異常も起こりやすくなるため

妊娠糖尿病糖尿病のリスクもあげてしまいます。


そして血糖値を下げるために

インスリン」というホルモンが過剰分泌され

血糖値が急降下します。


急降下しているときに症状に出やすいのは

集中力低下

やる気喪失

激しい眠気 です。

みなさんは食後にこのような経験はありませんか?

(食後に眠ってしまうなんて怖いですよ・・・)


さらに、糖質を欲してしまうこともあります。

ジェットコースターのように血糖値の乱高下が

繰り返されると血管も耐え切れなくなってしまいます。


では、どのように甘いものを食べたらいいのか?

食後に適量をすぐに食べることです。

たんぱく質脂質を十分に摂ってから

糖質を撮るようにすると血糖値の急上昇は防げます。

※糖質量がかなり多い場合や

たんぱく質摂取量が少ない場合は上がり方は異なります。


どうしても食べたいときは食べ方に気を付けてみてください。

そして、血糖値の調整を担ってくれている「膵臓」を

いたわるために糖質の摂りすぎに注意してみましょう(^^♪

適正な糖質量にするだけでも

肌のくすみ・しわ予防にもつながるのでやってみる価値はありますね♡

今日載せている写真はベビーリーフと鶏ハム

デザートに桑の葉を使用したシフォンケーキです♡

シュガーカットを使用した生クリームは

低糖質で脂質もとれるのでいっぱいかけました♡


最後になりますが

幸せホルモン「セロトニン」は糖質ではなく

ハッピーマインドで分泌させましょう♡♡

このお話はまた別の機会にお話しします。


SUKEHARA