永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
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オーツ麦と血糖コントロールの関係~2型糖尿病患者のメタ解析~②


前回のブログの続きです。

https://www.nagai-cl.com/nutrition-blog.php?y=2022&m=10&d=11






解析の結果、

オーツβ-グルカン3.25gを4.5週間摂取(いずれも中央値)することで、

下記の改善を示しました。


HbA1c(MD -0.47%、95%CI -0.80〜-0.13%、PMD=0.006)

空腹時血糖値(同-13.5mg/dL、-21.6~-5.58mg/dL、PMD<0.001)

2h-PG(同-7.56mg/dL、-12.6〜-2.52mg/dL、PMD=0.003)

HOMA-IR(同-0.88、-1.55〜-0.20、PMD=0.011)




以上から、

「血糖降下薬やインスリンによる治療を受けている2型糖尿病患者におけるオーツとオーツβ-グルカンの摂取は、空腹時および食後の血糖コントロールを改善した。特に空腹時血糖値の低下に対する効果については、質の高いエビデンスが示された。2型糖尿病治療の追加療法として、オーツおよびオーツβ-グルカンの摂取が選択肢となりうる」



・・・・つまり

オーツ麦は空腹時血糖値を下げる可能性がある。

とのこと。






このようなお話があると、血糖コントロールをしている方々は

早速購入したくなる!と思いますが、



「食材の単品摂取と過剰摂取」は

どんなに良い影響を与える食材でも悪影響が出る場合があります。



自己血糖測定をしている方は

「初めて食べる食材は数値を確認する。」


これが大切になります♡



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HARUYAMA