栄養科ブログ
栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。
妊娠中に魚は食べてもいい?水銀との上手な付き合い方と安全な目安
みなさんこんにちは😊
先日、我が家では「もうかざめ」を使った唐揚げが食卓に並びました。
みなさんはもうかざめをご存知ですか?
見た目は鶏肉のようで、脂がのっていてぷりぷりとした食感が特徴です。
スーパーではあまり見かけませんが、先日新鮮なものを見つけて思わず購入してしまいました💘
もうかざめは、高たんぱくでビタミンB群が豊富な食材です。
体の調子を整えるのに役立ち、妊娠中の栄養補給にも適しています🐟
鮮度が落ちるとやや臭いが気になることもあるようですが、
新鮮なものはほとんどクセがなく、とても食べやすいのも魅力です✴
おすすめしたい食材ではありますが、
このような大きい魚を妊娠中に食べる際には少し注意が必要です😲
「妊娠中は魚を控えた方がいい」
そんな話を耳にしたことはありませんか?
その理由のひとつが、「水銀」の存在です。
妊娠中に気をつけたい水銀とは?
妊娠中は水銀に注意が必要ですが、
正しく理解すれば過度に心配する必要はありません。
水銀にはいくつか種類がありますが、特に注意したいのが
メチル水銀(有機水銀)です。
これは魚に含まれており、体内に取り込まれると血液を通じて胎児にも届きます。
そのため、過剰に摂取した場合、
胎児の神経発達に影響を及ぼす可能性があるとされています。
ただし重要なのは、
⇒ 通常の食生活の範囲であれば問題になることはほとんどない
という点です。
日本では、厚生労働省が安全性を考慮した摂取目安を示しており、
それを守ることでリスクは十分にコントロールできます。
魚は食べていいの?NGなの?
結論から言うと、
⇒妊娠中でも魚は積極的に食べてOKです。
むしろ魚には、赤ちゃんの発育に欠かせない栄養が豊富に含まれています。
● 魚を食べるべき理由
魚には以下のような栄養素が含まれています。
・DHA:脳や神経の発達に関与
・EPA:血流改善や炎症の調整
・良質なたんぱく質
これらは妊娠中にとても重要で、
魚を避けすぎると栄養面でのデメリットもあります。
● 注意点(水銀とのバランス)
一方で、魚の種類によっては水銀を比較的多く含むものがあります。
例えば
・マグロなどの大型魚
・深海魚や長く生きる魚
は摂取量に注意が必要です。
● 安心して食べやすい魚
日常的に取り入れやすい魚はこちら👇
・鮭
・あじ
・さば
・いわし
・さんま
・ぶり
これらは比較的水銀量が少なく、
日々の食事に取り入れやすい魚です。
● 目安を守れば安心
ポイントはとてもシンプルです。
・魚は基本的に食べてOK
・一部の魚のみ量に注意
・同じ種類に偏らない
⇒「避ける」のではなく「調整する」ことが大切です。
今回ご紹介したもうかざめも、
量(週に約80g程度)を守れば安心して楽しめる食材です✨
不安になりすぎず、正しい知識をもとに
妊娠中も美味しく魚を取り入れていきましょう😊
INAGAKI