永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

2022年6月11日の記事

第8回 母子栄養懇話会学術集会のはなし④

こんにちは(^^)


先日参加させて頂いた「第8回母子栄養懇話会学術集会」の講演のなかから

私は、


日本医科大学微生物学免疫学教室 日本医科大学女性診療科産科 

根岸 靖幸先生のご講演

「免疫と臨床栄養 -不育症と早産を中心に」 


についてお話したいと思います!

 



お腹の中にいる赤ちゃんはお母さんの身体の一部!だと思っている方も多いのではないでしょうか?

実は、お母さんのお腹のなかにいる赤ちゃんはお母さんの身体にとって〝異物〟

なんだそうですΣ(・ω・ノ)ノ!

 

赤ちゃんはお母さんとお父さん両方の遺伝子を持っているのですが、

白血球の血液型の半分はお父さんからきている為、

お母さんにとっては〝異物〟になるそうです😵

 

 

では、なぜお母さんにとっては〝異物〟である赤ちゃんが、

お母さんのお腹の中に居続けることができるのでしょうか??


詳しくは解明されていないのですが、4つの仮説があるそうです

仮説1:お母さんの身体の中は、未熟な赤ちゃんの抗体を認識できないのではないか?

仮説2:子宮はお母さんの免疫から隔離されていて、特別な場所であるから?

仮説3:妊娠期間中、お母さんの免疫は強く抑制されているから?

仮説4:お母さんと赤ちゃんは胎盤によって隔離されているから?

 


このお話を聞いた時、「大切な赤ちゃんのことを〝異物〟だなんて!!」

と思っていましたが、

仮説を聞いてみるとなんだか納得してしまいました



また、妊娠期間中の絶妙な免疫のバランスが崩れると妊娠合併症につながるそうなのですが、

日常の食事によってそのリスクを下げることがあるそうです


例えば、鮭やさんま、キノコ類に多く含まれているビタミンDは、

妊娠糖尿病、早産、子癇前症を抑制する効果があったり、

20週以降、マルチビタミン葉酸を1161μg摂取できると

死産のリスクが下がるそうです!

また、アマニ油やえごま油、青魚に含まれているω3脂肪酸には

妊娠高血圧症候群や早産のリスクを下げる効果、

産後うつにも効果があるんだとか!😲


これらの食べものを積極的に食べられると良いですね😊



良い効果をもたらせてくれる食べ物もあれば、

悪い影響を与える食べ物もありました・・・


それは「カフェイン」です

皆さんもよく、カフェインの摂りすぎは良くない!と

見たり聞いたりすることが多いのではないでしょうか??


まさしくその通りで、一日に151~300mg摂取すると

不育症のリスクも上がってしまうそう・・・

コーヒー1杯に約100mgのカフェインが含まれているので、

飲みすぎにはご注意ください(>_<)

また、カフェインを一日に300㎎以上摂取してしまうと

さらにリスクが上がってしまうのでお気を付けください!

特に妊娠前や妊娠初期の方はなるべく控えた方がいいですね😓



今回、母子栄養懇話会学術集会に参加して

日常の食事の重要性に改めて気づくことが出来ました。

こちらのブログを読んでくださった皆さまが

少しでも健やかな生活を送れるよう、

このブログを通して伝えていきたいなと思います🌞




tsukino