永井マザーズホスピタル
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栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

2022年6月9日の記事

第8回母子栄養懇話会学術集会にて②

こんにちは(*‘∀‘)



昨日に続き、今日も学会の復習です。




今日は 女子栄養大学栄養学部 武見ゆかり教授のご講演、


「栄養・食生活管理とプレコンセプションケア」から。





昨日はharuさんが


日本の低出生体重児の割合が先進国で一番高い に


ヒョ~~~と驚いておりました。



わたしは


日本人若年女性の「痩せ」の割合が先進国で一番高い に

        (BMI>18.5kg/m2)



ウッヒョ~~~~と驚きました(@_@)



ナント2位の韓国の5.2%よりダントツに高い 9.3%です!!!



ちなみに当院の出産女性をチェックしますと


月により 8.5~12.5%でもっと9.3%よりも高いことがほとんどです(゚д゚)!



しかも武見先生のお示ししたデータによりますと


痩せ女性は、ご自分の体形に自信があり…


「食改善の意志はなく、自己肯定感が高い」のだそうです。。。



これは大変な事態です。


痩せ女性は、低出生体重児を出産するリスクが高いです。


低出生体重児のリスクは昨日のブログをご参照ください。





ココからは私の考察です。





痩せているという事は、身体の栄養素も低い可能性が高いです。


脂肪だけが少ないわけではなく


赤ちゃんの発育に必要な栄養素を持つ量が少ない可能性が高い ということ。


それなのに


体形と健康に自信を持っていて、食改善をする気持ちがないのだとしたら…


お腹の赤ちゃんは どうなってしまう…?


それが今よく言われる DOHaD説のひとつです。



痩せの女性は、


妊娠前からしっかり栄養のある食事をとる習慣をつけよう


それもプレコンセプションのひとつです。


プレコンセプションケア となれば、ケアする側(わたしたち)の話。




妊娠可能年齢の男女にとっては、その前に身体や食を整えることを


プレコンセプションと言います。




「元気な赤ちゃんを授かりたい」 だけにとどまらず


そのまま健康な子として、健康な青年として


育てていきたい気持ちはだれにでもあります。



それは、ナント妊娠前からスタートした方がいいよという


大真面目なお話なのです。




わたしはこの講演をきっかけに


本気でプレコンセプションケアをやるぞ と思いました。



これを読んでいるあなたのお勤めする企業 または経営する企業で


ぜひ産婦人科に勤めるわたしにお話させてください。


新人研修のカリキュラムにするのもいいと思います!


学生ならば高校生以上がいいですね!




結婚前から身体を思って生きることができると


妊活も 妊娠経過も 出産も 育児も


受け身ではなく、自らの身に起きることとして


違ったものになると信じております!!!



妊娠中の体重増加過多も 貧血も 妊娠糖尿病も 高血圧も


もし妊娠前から知識があったなら、違ったかもしれないよ~と言う話題でした。





matsumoto

  • 平成29年「国民健康・栄養調査」の結果より