永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
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2022年6月12日の記事

第8回母子栄養懇話会学術集会⑤~子宮内フローラとラクトフェリン


お次は『子宮内フローラとラクトフェリン』


桜庭 喜行 先生(varinos株式会社)のご講演から。



皆さんは腸内フローラはご存じだと思いますが


今回注目されているのは


子宮内フローラです(*^-^*)




子宮内における


ラクトバチルス(善玉菌)


と呼ばれる乳酸菌のバランスが良いと


妊娠の確立が上がるといわれています。



このバランスが崩れてしまったり


ラクトバチルスの数が少ないと


妊娠成立の確立が下がってしまう


というデータがあります。





妊活をするときは是非、


子宮内のラクトバチルスを


増やすことがカギになります♡




ラクトバチルスが多く含む食品は


ヨーグルト、乳製品に多く含まれています。


食事から摂ることで子宮内の


ラクトバチルスの数はアップし妊娠率アップ💛



また、ラクトフェリン


摂取することによりラクトバチルスが


増えるというデータもあります。



(ラクトフェリンは子宮内の環境を


 改善する役割を担っています♡)


さらにすごいのは、


早産のリスクも減るということ。


個人的な感想としては


妊娠成立しなかった群の


子宮内のラクトバチルスの数は


かなり少なく、


妊娠成立した群との


違いに大差があり


かなり驚きました。



妊娠前からの身体づくりとして


子宮内環境を整える大切さに


気づく良いきっかけとなりました。



皆様もぜひ、参考にしてみて下さい(*^-^*)



SUKEHARA